連載「ナラテーブル」 第1回/全5回
連載AI活用2026-10-05約4分で読めます

【完全ローカル】AIキャラクターたちと物語を紡ぐ「ナラテーブル」を自作してみた

ネットに繋がず、複数のAIキャラクターと一緒に物語を進める体験。そんな理想を形にするために、このアカウントの運営者が自作したツール「ナラテーブル」の第一弾をご紹介します。

この記事で分かること
  • 完全ローカル環境でプライバシーを守りながら進行
  • お題一行から世界観やプロットを一式下書き
  • スマホからもアプリのように操作可能なPWA対応
  • 終了時のVRAM解放など、PCへの負荷も考慮した設計
【完全ローカル】AIキャラクターたちと物語を紡ぐ「ナラテーブル」を自作してみた
Threadsに投稿した画像
ナラテーブルの画面
ナラテーブルの実際の画面・生成例

「ナラテーブル」とは何か?

「ナラテーブル」は、複数のAIキャラクターが登場する場面を、ナレーションを交えながら進めるロールプレイチャットツールです。このアカウントの運営者が、AI(Claude)を活用して自分用に構築した独自のシステムとなっています。

最大の特徴は「完全ローカル」であることです。外部のクラウドサービスを利用せず、すべての処理を手元のPC内で完結させます。これにより、ネット環境に左右されず、かつプライバシーを保ったまま自由な物語の世界を構築できます。

  • 複数の登場人物との同時対話が可能
  • ナレーションを挟んだ臨場感のある演出
  • 文章生成と画像生成の両方をローカルで実行

システム構成と動作の仕組み

このシステムの裏側では、いくつかのツールが連携して動いています。文章の生成には「Ollama(オラマ:PC上でAIモデルを動かすためのソフトウェア)」を使用しており、モデルには「gemma4:12b-it-q8_0」を採用しています。

一方、物語の挿絵やキャラクターのアイコンなどの画像生成には、「Stable Diffusion WebUI Forge」を使用しています。これらのツールを組み合わせることで、テキストとビジュアルの両方を自分のPC内で生成できる仕組みになっています。

  • 文章AI:Ollama(gemma4:12b-it-q8_0)
  • 画像AI:Stable Diffusion WebUI Forge
  • 起動方法:バッチファイルをダブルクリックするだけ

このサイトの実測データ

生成速度(トークン/秒)GPUあり(RTX 4080)CPUのみgemma3:4bメモリ 2.8GB142.021.5qwen3.5:9bメモリ 6.0GB96.411.2★ gemma4:12b-it-q8_0メモリ 14.2GB43.54.6
このサイトの運営PC(Ryzen 7 9800X3D / メモリ31GB / RTX 4080(VRAM 16GB))で、同じ質問に答える速さを実測。測り方

驚くほどスムーズな下書きと操作性

「ナラテーブル」の便利な機能の一つに、物語の土台を一瞬で作る仕組みがあります。お題を一行入力するだけで、世界観、登場人物、用語集(ロアブック:作品固有の設定資料)、そしてプロットまで一式を下書きしてくれます。

準備にかかる時間は驚くほど短いです。例えば、登場人物が3人の場合、およそ45秒で下書きが完了します。また、操作性にもこだわっており、タスクトレイに常駐するように設計されているため、Ollamaさえ起動していればすぐに呼び出すことができます。

  • 3人分の設定準備:約45秒
  • PWA(プログレッシブ・ウェブ・アプリ)対応により、同じWi-Fi内のスマホやタブレットからも、ホーム画面に追加してアプリのように操作可能

PCへの負荷を考慮した設計

ローカルAIを動かす上で重要なのが、PCのメモリ(VRAM:ビデオカード上のメモリ)の管理です。ナラテーブルは、終了時に自動でモデルをVRAMから解放する仕組みを備えています。

具体的には、gemma4:12b-it-q8_0を使用している場合、終了時に約13.1GBのメモリを解放します。また、書きかけのデータを保存してから終了するように設計されており、制作の中断や再開もスムーズに行えるよう配慮されています。

  • モデル解放:gemma4:12b-it-q8_0なら約13.1GBを解放
  • 自動保存機能によりデータの消失を防ぐ
  • バッチファイル一つで起動から終了まで管理

次回の予告

今回はツールの全体像と基本構造についてお話ししましたが、次回(第2回)はさらに踏み込んだ仕組みを解説します。

テーマは「誰が話すか」をAIの演出家が決める仕組みです。より自然で複雑な群像劇を実現するための工夫について詳しくお伝えする予定です。

  • 次回テーマ:AIによる演出家システム
  • 物語のリアリティを高めるための仕組みを公開
👍 こんな人におすすめ
  • 自分のPCでAIを動かしたい人
  • ネットに繋がない環境でAIを活用したい人
  • AIを使って物語やロールプレイを楽しみたい人
🤔 あまり関係ない人
  • クラウドサービスの機能解説を探している人
  • 高度なプログラミング技術を学びたい人

よくある質問

Q. スマホから操作できるのはどういう仕組みですか?

PWA(プログレッシブ・ウェブ・アプリ)に対応しているため、同じWi-Fi環境にあれば、PCをサーバーとしてスマホのホーム画面からアクセスすることが可能です。

Q. モデルを解放するのはなぜ重要ですか?

AIモデルは非常に多くのVRAM(ビデオメモリ)を消費するため、使用しない時に解放することで、他の作業やアプリがスムーズに動くようにするためです。

まとめ

このアカウントの運営者が自作した「ナラテーブル」は、完全ローカル環境で複数のAIと物語を作るためのツールです。お題一つで世界観を構築し、スマホからも操作できる利便性と、PCへの負荷を抑える設計を両立させています。

この記事は、AIが情報源をもとに作成し、数字や型番を情報源と機械的に照合しています。誤りに気づいた方はThreadsで教えてください。

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